6月視察/研修のご案内

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★6月視察研修報告★

~REC/わが国初の産学交流拠点地から学ぶ!!~

 今年の視察研修は、6月27日(金)に大津市の龍谷大学龍谷エクステンションセンター(REC)で、施設見学とレンタルラボで開発に取り組む(株)中戸研究所、(株)広栄社のプレゼンテーション。次いで栗東町にある本間工業(株)の見学と京都での懇親会。

翌28日(土)はこの本間工業の本間義典会長より「産業クラスターと経営理念」と題する講演。

 Extension(普及)を一つの柱とする龍谷大学は、生涯教育や産学連携等をRECで実施、地域の期待も大きい。またレンタルラボは、教授等の技術指導が入居条件という。(写真: トップページ上・REC前で撮影)

 中戸研究所は、ゲル-ゾル法に絞り触媒や機能性フィルム(防曇性他)を開発。
井狩社長が龍大卒という利点を活かし、大学を自社研究所として効果的に利用。
ガラスの固化実験をまじえ精力的な説明。(写真:右上)

 広栄社は、大正から爪楊枝を製造。「つまようじ資料室」を併設するほど稲葉社長は楊枝作りにこだわる。歯のために丸でなく三角断面の楊枝を製造(輸出用)。国内楊枝産業の維持のためにRECの指導で安価な三角断面の楊枝の製造機を開発。口腔衛生に革命をと意気込む。(写真:右下)

 本間工業は、基幹の精密板金塗装の分野で取引先の信頼厚くこの不況下に業績を伸ばす。会社は「金儲けの場所ではなく生活の場」という経営理念の下、工場の清潔さ、社員の接客態度など会長の方針が浸透しており、業績向上もうなずける。現在本間氏は経産省の産業クラスターのEEネット副代表幹事としてエネルギー・環境関連産業の活性化のため各地に講演や指導に行く多忙な日々。(写真:トップページ中)
講演では環境や教育など幅広い問題について熱い思いを語っていただき有意義な1時間半であった。

ただ残念だったのは、鴨川の涼風の中血潮沸き立つ交流の場に、と懇親会を桂小五郎ゆかりの料亭「幾松」の納涼床で計画したが、午後からは雨、昨年に続き室内に。参加者は無念の涙。

(写真:トップページ下は「勧修寺氷池園」の睡蓮)報告ー企画委員長 山口政勝

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